2018/09/03 23:01



世の中には2種類の人がいます。
ひとつは小さいころ、夜を歩いていて
「月がついてくる!」と怖がった人。
ひとつは、それが怖くなかった人。
私は後者でした。

幼少時の私は月がついてくることに
なんの疑問もなく、
「月は私のことが好きで、
 だからついてきているんだ」と
本気で思っていました。
子どもの思い込みって不思議です。
世界中の夜をさえざえと照らしながら
いつでも私を見守ってくれる存在、
それが私にとっての月でした。

大人から得た情報で、
実は月は私のことを
気にしてくれているわけではなく、
そもそも衛星には感情もないから
心配と言う概念も持ち合わせない。
ただ広大な宇宙にぽかんと浮いていて
朝な夕なそこにあることを知ります。
薄々そう思っていましたが、
いざ親やまわりの大人から言われると
なんだ、という気になります。

よく考えたら、月がひとりの人間を
追いかけるはずはありません。
月に追われる、心配されるというと
ちょっぴりロマンティックではありますが、
実際に追いかけられたらちょっと怖いです。

それでも幼いころの
思い込みは根強く、
大人になった今でも月を見ると
どこか気持ちが落ち着きます。
バスを降りて家まで歩く10分間、
月がきれいに見えると
いつもの夜よりいい気分になる。
なんだか考えごともはかどるし
「明日もいい日になるなあ」と
夜明けが一層待ち遠しくなります。

月と歩くイヤリング。
大きめのフープに小粒のパールを
ぎゅっと編み込みました。
光沢があるパールなので
しっとりとした輝きが上品です。

横から見ると細い三日月のようで
正面から見るとパールが浮いて
星のようにも見える。
宇宙のような浮遊感がある、
少し不思議なイヤリングです。

ピアスでのおつくりも可能です。

紗季

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